2008年12月1日月曜日

12月1日(月)平成20年師走

・ 遂に「師走」である。今日は「月初めの一斉参拝の日」であった。生徒は「浪速生活の綱領拝誦」ではなくて「学院神社拝詞の奉唱」となる。本日の指導は何時もの神道科主任M教諭ではなくて常勤講師のK講師先生としたが「発展途上」という感じだ。
・ 本日の一斉参拝から校長とならんで「自治会長と生徒会長」の二人が神前まで進み出て拝礼することにした。これは「大変良かった」と思う。生徒も自分たちが選んだ会長が校長と並んでお参りしているのを見れば些かでも「受け止めに違い」がでるだろうと踏んでのことだ。
・ 冒頭、俳句の季語でもある師走を使って「悪役に徹する吉良の師走かな」などと忠臣蔵の話から講話に入っていく。「禁煙」「センター試験」「来週からの期末考査」などを話し特に3年生に対してセンターや一般入試もあり「体調管理」についてコメントした。
・ 最後に女生徒に対して女子用トイレの洋風の便座について全てを「温熱便座」に切り替えると言ったときに「歓声」が少し上がった。これは女性自治会長からのたっての要望をすぐ聞き入れたものである。しかし「男子には我慢するよう」言った。「男は冷たい方が良い」と。
・ 13時25分、校務運営委員会「新型インフルエンザ対策」について若干の議論。「情報管理とすばやい学校閉鎖」を確認する。卒業式の最終日程について調整。合わせて教務部長から「21年度の行事予定」が示された。
・ 英語科の教諭と公式面談。同席副校長と事務長。
・ 大阪天満宮から年末年始の神社の「雅楽の演奏」に本校の雅楽部員3名を「神社奉仕」していただけないかという要望があったという。応対は副校長。私からは安全や奉仕料等について文書で頂くように指示をした。しかし力を入れたクラブの生徒が天満宮から名指しで招聘されるまでになったことが嬉しい。これは顧問の先生の成果でもある。
・ 3年生の女生徒が進路指導部長と入ってきた。「大阪府立大学の看護学部に合格」した。国公立第一号で、その報告だ。本校では看護学部は初めての合格者ではないか。本人も目に涙をためて嬉しそうであった。小さい頃から思っていた大学と学部だとのこと。「夢は力」の証明だ。
・ 英語科の教諭と公式面談。同席副校長と事務長。
・ 「和歌山大学観光学部」の推薦入試に入る男子生徒の「面接予行」を校長室にて行う。担任も同席だ。「私の面接特訓を受けた合格率は高い」と評判だが今日の生徒は「上がって頭が真っ白」と言っていた。時間を余分にとって指導したが頑張って欲しい。倍率は7.5倍の超難関だ。 
・ 教務部長がここ3ヶ月の「当日申請並びに事後申請の出張実績」について実績表を持参してくれた。これを精査すると授業の穴は開いていないし、振り替えも起きていないと判明した。これを見る限り大きな問題と捉える必要はなさそうで「安心」した。
・ 広報情報委員長が「入試合否の本校公式サイト上への発表システム」について案を説明に入る。ホームページの「保護者の皆様へ」の次の欄に「入試速報」というのを設けて「受験生用」「中学校用」「塾用」の3区分で一発で分かるように設計している。
・ 勿論ログインIDとパスワードが必要であり、個人情報とのかねあいでセキュリティについて今後詰めることになろう。初年度は従来方式とのダブルとするが行く行くは「ネット配信」にする積りだ。世の中の流れに遅れてはならない。
・ 普通科Ⅱ類長が入室。12月15日から1年生の「早朝講習」をやってくれるという。「嬉しい限り」だ。40名で朝の8時から8時30分まで徹底的に「英語を鍛える」という。英語は大学受験のキー科目だ。Ⅱ類は今ひとつ「伸びが悪い」と思っていたがこれで生徒も「その気になってくれる」ことを期待している。費用は理事長特認の学校法人費用から先生には報いたい。
・ 理数科長が入る。「河合塾サテライト講師招聘による特別生講義」の実施を申請に来たので即決で「OK」を出す。前回国語をやったので今回は数学だ。DVDに出ている先生が生身で講義してくれるから「生徒には刺激的」である。費用は高いが仕方がない。高校教育講演会に費用援助を頼もうと思う。
・ 「中学校成績懇談会」について副校長と調整。16日から19日まで、24日から26日まで2回に分けて午後からだ。2学期の期末試験の成績が主体に「3者懇談」となる。暮れも押し迫って大変であるが「中学校はこのように頻度良くやることが重要」である。成績の振るわない生徒の保護者は切ない年末となろう。
・ 入試広報から12月のスケジュールが説明された。「12月13日(土)が高校入試説明会」で「山場」となる。体育館の椅子が不足するので当初は「リース」としたが「買った方が得」と事務長が言うので「購入」することにした。パイプ椅子300個で78万円だが仕方がない。しかしこれが余るようだったら「困る」。
・ 夕刊記事。現金給与0.1%減、10ヶ月ぶり景気後退響くとある。主な理由は「残業代の減少」である。特に製造業での残業の落ち込みが酷く、前年比9.7%の低下で30706円だったという。全産業では19356円と厚生労働省が発表した。
・ 「派遣社員の契約打ち切り」や「大学生の内定取り消し」とかこの「正規職員の残業時間の減少」とか「雇用情勢が完全に悪化」している。年末から来年の3月年度末にかけて更に厳しい局面が出てこよう。政府は一体何をやっているのかという感じだ。
・ 先の府内「私学の授業料値上げ」を受けて「大阪府議会で議論」されるだろうと思う。私学課から更に詳しい学校経営の資料提示を求められた。具体的に「教職員の人件費や諸手当」について数値を出して説明しなければならない。事務長と二人で正直に全てを書いてファックスした。本校は何処に出しても恥ずかしくない「結果を先行して出している」からだ。
・ 英語科のT教諭が「カナダホームステイ希望者の数」の報告に入る。なんと想像以上の数である。相当の費用が掛かるのになーとこれは私の想像が外れこの先生の予想がピタリだ。なんと中にはオーストラリアの修学旅行も行き、カナダにも行きたいという。「信じられない」感じだ。100万円は必要だと思うが・・・。
・ 忙しい師走が始まった。そこで一句「我孫子前、電車待つ身の師走かな」お粗末!!