2009年5月11日月曜日

5月11日(月)歓送迎会

・ 「パソコンのプリンター」が古くなってきた。これは「私個人の所有物」で着任した時に家から持ってきたものだった。「プリンター一つだけ連れて本校にやって来た」のだ。後は誰一人知らなくて不安な着任であったが、もうあれから2年半経過した。
・ このパソコンプリンターでどれくらいの文章を印刷しては「推敲」しただろうか。「浪速改革」はこのプリンターから打ち出されてきたのである。もう「ガタガタ」でボツボツ「お役ごめん」で良いだろう。小型の新しい物を求めてももう良いと思って手配した。
・ 「月曜の朝」は忙しい。週末の情報やら報告が入ってくるからだ。昨日帰ってきた理数科とⅠ類の「週末スペシャルの報告」に付き添いの3名の教諭が来て呉れた。大変良かったと生徒も喜んでくれているらしい。
・ お世辞かもしれないが校長の「激励訪問」が特に良かったと言ってくれた。私からは「良いことばかりではなくて」、課題や生徒の不満なども吸い上げるようにと言ったが、理数科長は「そんなものはありません、ありませんでした」と直ぐ反応した。
・ 今度は5月3,4日に行われた「中学校英語復習講座の実施報告」に英語科長と指導の主担教諭が入ってきた。72名中60名の生徒が「実力が伸びたと実感」してくれているレポート内容であった。
・ 今回は時制・現在完了形・助動詞の三つの「単元に絞った」こと「習熟度別」に分けたことが大変良かったということで「指導方針の正しさ」が証明されたということではないか。「アイスどら焼き」を3時のおやつの時間に出して貰ったのであるが、これの評判も最高だったという。「ウーン」。
・ 10時、学校を出て「大阪府庁」に向かう。この4月に人事異動があって新しい「私学課長」にご挨拶に出かけた。兼ねてから存じ上げているお方で大変有意義なお話を伺えた。大体「私学課長」というのは極めて重要なポストで行政マンとして最高幹部候補生がキャリアパスで経験するポストである。
・ お若いが素晴らしい見識と能力をお持ちの方で、この私が勇気付けられるのだから大したものだ。修学旅行の話にもなり「中止で正解でしたよ」と言われたのである。私学課の気持ちも分かる。今騒ぎになっている寝屋川の府立高校の事件がもし府内何処かの私立高校で発生していたら大変だったろうと思う。
・ 学校に戻ると丁度昼休み。近くの「学校医」の病院にいき、先ほど受診した「人間ドック」の結果を持参して「内科診療」だ。この先生は若くて優秀な内科医で昨年私が探し出し、学校医をお願いした先生で「主治医」でもある。
・ 13時20分から「校務運営委員会」。月度最初なので「安全健康委員会」が冒頭ある。話題は勿論「新型インフルエンザ問題」。学校で対応することが出来るのは限られてくるが、それでも「危機管理」を勉強しておかねばならない。
・ 今日は「学校法人主催の歓送迎会」である。年に一度の定例行事である。まず朝一番に「永年勤続表彰」がある。今年は3名の教職員で30年が2名、20年が1名である。3人とも立派な極めて良く仕事をしてくれる「優秀な教職員」である。
・ 本当はもっともっと「慰労金」を出したが時節柄ととにかく新経営計画完遂で「新校舎の姿」を見るまでは「我慢」して欲しいと思っている。寄付金を頂いたと考えているのだ。特に30年勤続では金一封が「恥ずかしい」気もあるのだが19年度から見直しているので仕方がない。
・ 「退職された先生は2名で前校長と前教頭先生」だ。お2人とも頑張って頂き先には「校長主催」で内輪の管理職だけの送別会をそれぞれに既に済ませているが今日は法人主催と言うことで参加して頂いている。退職金にはほんの少しだが「功労金」もお付けした。
・ 昨年以降の採用者は「専任採用者が6名、常勤講師で17名」おり彼らも今日の「主役」だ。特に専任として今日の席に出席できる6名についてはさぞ「嬉しい晴れがましい」ことだったろう。「おめでとう」と言いたいが、これから「苦労」を共にする「運命共同体」だ。気の毒にとも思う。
・ 新たな常勤講師の先生はご縁があって一緒の職場で仕事をすることになった。この「ご縁を大切」に生涯をかける職場として相応しいかどうか見定め、本校を舞台に今後始る教員としての「助走」を始めて欲しい。今年入られた先生も昨年と同じで大変評判が良い。
・ 若いうちは「勉強、勉強」だ。時間のことなど気にせずに自らの職場で実力をつけることである。「要領だけで仕事をこなしているか、本気か」などは「海千山千の修羅場」を潜り抜けてきた我々団塊世代には一発で分かる。私はまず人間としての「礼節」と「品格」をまず問う。
・ 団塊世代は同期が250万人と今の倍以上で何をするにも「競争、競争」で「人よりも目立ち」「人より先に席を取らねば」後には何も残っていないような時代であった。団塊世代が今の日本の良い点も悪い点も作ったようにいわれるが時代背景はそうであったのである。若い世代の教員はもっともっと「元気」を表に出して頑張って欲しい。言われたことは着実にこなすが「創造性」「破壊力」「突進力」などに課題を感じる。
・ 9名の理事監事から本日の出席者は7名、まず冒頭私から本日の趣旨と皆さんのご紹介を行った。その後「関西大学法人幹部」で、この度本校の理事にご就任頂いた先生のご挨拶を頂いた。「大変良いお話」を頂いた。
・ 乾杯の音頭は理事の森山先生である。攝津にあり藤森神社の宮司で現役の「摂津市長」さんだ。府議会議員を何期もやられ議長も経験され、今注目の市長さんである。多聞尚学館のある千早赤阪村の松本村長さんと懇意で今日も色々とお話を伺った。
・ 「会の雰囲気」はとても良くて昨年は途中で席を立って「ひっちゃかめっちゃか」になった感じがしたが、今日は皆さん食事も取られ落ち着いた感じで「熟成した会」になった。何しろ参加率が98.3%であるからこれだけでも「今の浪速のまとまり」が分かろうものだ。明日もあるので予定通り8時30分はお開きとした。
・ 私は例によって理事長職務代理と二人だけで「飲食後のコーヒー」だ。心斎橋の喫茶店で職務代理はクリームソーダ、私は抹茶アイスとした。突然に奥様を亡くされて50日、「寂しさが募る」ご様子だ。
・ 今日みたいな大勢集まる日は幾分晴れやかなお気持ちになられるのであろう。「ご機嫌」であった。「昔の歓送迎会と全く別のもの」だと今日も言われた。昔は行くのも辛くて嫌だったとのこと。要は「敵地に乗り込む」感じであったらしい。私は言ったのだ。「そういう悲しい、不幸な、厳しい時代があればこそ今の浪速がある」のであって決して「職務代理の昔のご苦労は無駄ではありません」と。