2009年1月24日土曜日

1月24日(土)授業参観日

・ 本日は「浪速中学入試2次試験の合格発表」があった。これで「本年度の中学入試は全て終わった」ことになる。人数も偏差値も言うことはない。十分満足している。「大切に、大切に」育てていかねばならない。改めて「決意」を固める。
・ 高校の方も「教育相談件数が過去最多記録」となり、来週の26日(月)から「願書受付」が始まる。その結果「受験者数」が固まる。大体教育相談件数からいくらか目減りするのが普通であるが今日現在はやり2508名という大きな数値である。
・ 「専願者の数と併願戻りで新高校1年生の規模が決まる」のであるが「景気後退と公立回帰現象」で昨年と比べて本校も「専願数は減少し併願数は大幅な伸び」となった。昨年同様とすると「中学3クラス高校15クラス」となるが果たして今年は「併願戻り」がどうなるのか、入試広報、管理職、誰に聞いても「答えは返ってこない。」「誰にも分からない数値をじっと3月末まで待つ」のもしんどいよ。
・ 仮に昨年と同じ規模と見たら「不足する教室は6教室」という大きな数になる。これを入学式までに用意しなければならないが、今年はまったく心配はない。生徒減少時に教室を他の目的の変えたものを「元に戻す」ことで足りるのである。
・ しかしこういう時にはその翌年度のことも考えておかねばならない。だから私は「2年のスパン」で検討するように言っているのだ。来年乗り切れば「仮設校舎の心配はしなくてすむ」から、「知恵を出す」必要がある。
・ 「新校舎建設検討チーム」には既に指示している。同時に「高校の教頭も私案」をまとめてくれているみたいだ。両者ドッキングして「良い案」を提案してくれれば良い。昨年食堂を改造してカフェテラスを作った時に「4つの部屋」を作ったがこれが「有効打」になりそうである。
・ 四つのうち、一つは進路指導室、一つは国語と英語の準備室となろう。英語と国語は同室の共同利用だ。その空いたところには「女生徒の更衣室」を持って来るのがベストで、そうすることによって現在の更衣室が「教室に戻る」ことになる。この方が「生徒の動線」が良い。「ぐるぐる回し」なのである。
・ しかし「ギリギリの綱渡り」であることは間違いない。教職員が「お互い不便を分かち合う」ことが大切だ。数年の辛抱である。しかし「生徒の為の空間」はケチってはいけない。あくまで「生徒最優先で対応する必要」がある。

・ 朝一番に事務の担当から「授業料滞納者一覧」の報告を受ける。高校3年生でまだ10名、中学3年生で2名の滞納者がいる。高校は2月28日には卒業式だから時間的余裕はない。何としても「支払って貰わない」と私立学校はやって行けない。
・ 来週1月28日が「引き落とし日」だからこれが最終確認日となる。入金されておれば良いがこれが確認できない場合は「自宅訪問などして督促」をする。事務と担任の共同歩調が必要だ。私からは「絶対に入金して頂くようにお願いしなさい」と今までも厳命し、対応してきたが最後のトライとなる。
・ 万が一、入金が成されない時は「卒業式への参列は認めるが卒業証書は授与されない」と本校では決めているので「その事もご説明する」ように言っている。私学だから授業料を支払って頂かないと経営など出来ないし、適切に支払っていただいている生徒保護者に申し訳が立たない。
・ そうしていたら昨年高校2年の3学期に「進路変更した生徒(自主退学)」から「高校1年生の成績証明書を出して欲しい」と電話があったそうだ。この生徒は2年の時の授業料が未納のままである。これは内規により「証明書は出せません」とお答えしたとのこと。「分かりました。未納分を納めます。」と答えたそうだ。34万円という小さな金額ではないから果たして納めて頂けるのか。

・ 過日のブログで子ども3人のご家庭で3人全てが本校に「同時在籍」するという珍しいケースについて記したが、たとえ1年間と言えども授業料が3人分で180万円というのは「しんどい」と思うし、このように「浪速の教育を信頼」してくれる保護者のことを考えて「授業料の減額を検討」した。一人分だけをを60万円から40万円に減額するのだ。
・ 「特待生制度の見直し」である。元々兄弟姉妹同時在籍は「入学金免除」という制度はあるのだが今回は3人の場合である。私からこの保護者のお気持ちにお応えして決めたものだ。このように「サービスできるところはする」との姿勢は有している積りである。

・ 本日は中学高校の「授業参観日」である。「学校公開」の一貫で、今年から始めたものである。高校は3年生はもう授業をしていないので高校は1.2年だけである。土曜日と言ってもご家庭ではお母さんも何らかのお仕事や用事があるために出席率は高いとは言えないが「学校の透明性を高める」狙いと「共に学校を良くしていくという心持」を有して貰いたいと考えたものだ。
・ やはり「中学校の参加率が高い」。半分近い。高校は1年生が当然のこととして高いが中学よりは低い。やり方は1限~4限までの間に何時来ても良いように自由にしておりその後職員室に言って担任と相談したりするのは大歓迎である。このようにして保護者を出来るだけ「学校に来て頂く機会を増やす」ようにしなければならない。
・ 中学をグルッと廻ってみたが保護者は熱心に参観されていた。プリント教材は教室の入口にコピーを置いて教室に入るときに取ってもらうようにしているのは大変良かった。中学1年生などはまだ「子ども、子ども」しているので校長が教室に入ると瞬間は「ざわざわ」するが、私が「指を口に寄せてシーッ」とするとその後「静かになる」。どのクラスもそうだった。
・ 今私の頭にあるのは来年度は「塾の先生方への授業公開」だ。これほど私立校が塾と連携しているのであれば当然塾関係者に学校公開をする必要があるのではないかと思うのだ。新しい図書研修部長が検討して呉れるだろう。

・ 今日は今から「高校10期生の新年会」とかで招待を受けている。大阪で多くの店舗を有する有名な「祇園寿司」の社長は本校OBで何時も母校を応援して頂いている。先に作った学校紹介DVDを持参して皆さんに見て貰う積りだ。土曜日も今日みたいに3時頃に帰宅できれば少し体が楽になる。