2009年1月22日木曜日

1月22日(木)その2:今日はカレーライスの日

・ 本校の「担当教頭で硬式野球部の総監督の小林敬一郎先生」がこの2月28日の卒業式の日を以って27年勤めてくれた本校を退職されることとなった。「お目出度い話」である。小林先生は「浪速野球部を育てて呉れた偉大なる先生」である。「2回も甲子園」に生徒を連れていってくれた、高校野球界では有名な指導者である。
・ この度「京都創成大学」から新しい体育系の学部を作るのでそこの「教官」にと迎えられるものだ。勿論「大学野球の監督」としてチーム強化を期待されている。私は当然慰留した。「浪速の小林」でこの後も副校長や校長の可能性はあるし、「浪速一筋」というのも「男の生き方」だと言ったのだが本人は悩みに悩んで決意を固められた。
・ 私にこう言うのだ。「理事長がビジネスの世界から教育界に転じられたのが55才、私も今丁度55才、人生最後のチャンス」と言うのである。これには「参った」。考えてみれば浪速の教員が大学の教官に迎えられるのは「本校の名誉」であり、「生徒の為にもなる」と私は考えた。
・ それで心より「喜んで送り出す」ことを決めたのである。問題は「生徒にどう伝えるか」であり、本日全野球部員を昼休みに、中庭に集め「伝達」したのであるが、生徒は冷静に聞いてくれていた。恐らく中には「しめしめ、これで京都創成大学に進学しよう」と心で思っているのかもしれない。
・ 小林先生は特にこの2年間生徒生活指導担当の管理職として「大きな仕事」をしてくれた。「功績は極めて大」である。心から御礼申し上げ、今後とも親しく浪速のためにお力添えを頂きたいと思っている。

・ 今日は特別イベントとして「プロバスケットボールチームの大阪エベッサ」の主力選手の「ジャスティン・ノートン選手と仲西淳選手」をお招きして本校の中学生と中高バスケットクラブの選手に模範プレーやお話をお聞きする機会が持てた。
・ 「トップアスリートの学校訪問事業」を利用させていただいたものだが「素晴らしいプレー」と「目標に向かって努力することに大切さ」を生徒に語っていただいて大変喜んでいる。
・ 生徒は目を輝かし食い入るように眺めお話を聞いていた。最後に生徒から選手に質問のコーナーでは「年収は幾らですか」と聞いたのには「ぶったまげた」のである。今後エベッサは浪速の生徒の応援を得ることになっただろう。
・ こういうトップアスリートとの交流は「大きな教育的効果を生むことが実感」できる良い機会であった。この機会を紹介頂いたある府議会の先生に感謝申し上げたい。非常に「礼儀正しい選手ばかり」で最後までその姿勢は崩さなかった。立派でした。

・ 朝一番に事務長補佐が駆け込んでくる。多聞特別ファンドに「関西大学の副学長先生が振込口座に寄付金を振り込んで頂いている」と言うのだ。「驚くと同時に感謝、感激」である。通信欄に「志の実現に向けた大きな一歩に心よりお慶び申しあげます」とあった。「有難うございました。」

・ 某大手旅行会社の支店長と課長が挨拶に見えられた。長い間本校の修学旅行を担当していただいた課長さんが本店にご栄転で後任の課長さんを連れて、ご挨拶に見えられたのだ。このように本校担当のお方が栄進されていくのを見るのは嬉しいものだ。
・ 今年初めて「本校は初の海外修学旅行でオーストラリアに行く」が宜しく支援頼むとお願いした。雑談の中で今最も売れている海外先は「韓国」「グアム」らしい。とにかく安いらしいのだ。

・ 「職員会議」。重要な留意すべき事項を整理してお話して「理解と協力と注意を喚起」した。社会は経済状態で厳しいがその影響はあらゆるところに広がり。私学経営も「いい加減なこと」は許されなくなった。それは「公金がこの学校に投入されている」からである。
・ これを「厳しいとみるか、普通に戻ったかと見るか」だが、答えは簡単だ。「普通に戻っただけの話」である。職場は憩いの場所ではないし休息の場所ではない。「価値ある仕事をして対価を得る普通の職場」である。
・ 今まで多くの新しい先生が「緩い、生ぬるい職場」と言い切ってきたが、それを私は変革してきた。別に世の中がひっくり返るような新しいことをやったわけではない。「普通の当たり前の職場に戻しただけの話」なのである。
・ 教務部長から先に行った「生徒による授業評価」のアンケート分析の概要が報告された。「やって良かった」と評価している。「連続性が必要」だと思う。生徒の多くが「学校が楽しい」と出ておりこの点については喜んでいる。楽しくない比率が高かったら「それこそ大変」であった。

・ 職員会議の後、新年度の「教室手配」について副校長と事務長補佐から中間報告を受ける。「知恵と工夫」で上手いアイデアを出して、「最小限の投資で済むように考えてくれている」が、正直それで「行けるのか」という気持ちもある。
・ 余りにも「余裕が無いアイデア」なのである。それにいずれにしても22年度は完全に不足するのだから21年度と22年度の2年のスパンを考えて「先行手配」も視野に入れながら「再検討」するよう指示をしたのである。

・ 本降りの雨の中を電車で帰る。今日は何故か知らないが「カレーの日」とテレビが言っているので夕食はカレーにした。最もレトルトのカレーとパックの冷凍ご飯を「チン」するだけで食べられるから自宅到着後20分後には食事は終わった。早くて便利な代物だ。味もそう悪くない。