2008年9月1日月曜日

9月1日(月)2学期始動

・ 「2学期スタート」。始業式を31日に終えて今日から本格的に2学期がスタートする。しかし2学期と言うのは12月末までに4ヶ月間もある学校にとってある面、最も重要な時期だ。この間、結構学校行事があり、「忙しい」。公立には修学旅行を持って来ている高校も多い。
・ 今日は「防災の日」にちなんで6限目を使って全校生徒で「避難と消防訓練」。住吉消防車から指導者を派遣して貰っている。9月には「芸術鑑賞会と浪速祭」がある。9月はまあ落ちつかないがそれでも「夏は終わった」と言う感じだ。
・ 何時も中庭で行う「一斉参拝」も今日は時間短縮で「教室」で行う。高校教務部長の考えだ。「結構である」。8月31日始業式の指導が効いたのか、今日は遅刻者が激減し、姿形の指導による「再登校申し渡し者」も少なくなった。
・ 管理職朝会は「来年度の授業料値上げ」問題だ。この件については何回もブログで言及してきたが「橋下改革」で正式に「私学助成の削減」が決まって以来、情報では多くの私学が「授業料値上げ」に踏み切るという話もある。「悩ましい話」で更に情報を集め本校の意思を決定していかねばならない。
・ 「値上げすることは既に決めている」これは私学助成とは関係ない「陥没の是正」なのだが外部の方には分からない。問題は「値上げ幅」と「在校生も上げるのか」という問題だ。在校生と言っても来年の3年生となるともう残り1年だ。それでも協力を願うと言うのが「通るだろうか」。本当に頭が痛い。
・ 朝一番、英語科のO教諭がレポートを持って入る。「教員免許更新の予備講習」参加の報告だ。色々考えたが「最近の教員の頑張り」に報いるため、「参加は有給休暇使用ではなくて職務専念義務免除(職免扱い)」とした。教員には大変喜んで貰った筈だ。
・ 研修は「関西外国語大学」で抽籤で選ばれた19名が北海道、横浜、四国、愛知等全国から参加し30台、40台、50台が1/3づつ均等で、中学と高校も半々と「このような編成をするところに」にこの研修機関の「誠意と意思」が感じられ、私は感心した。受講料は個人負担であるが20000円と「リーズナブル」で大変良いのではないか。
・ レポートは「大変良かった」という気持ちが伝わってくるものであった。4日間で30時間の講習は「大変勉強になった」と言い、お顔には「これで一安心」ということも伺えた。日常の忙しさから離れて時にこのような「研修の場」は「自分を取り戻し」、「教師になった原点」を思い出すのに格好の機会ではないか。本校第一号の研修受講者である。今年の対象者は7名で後に続いて欲しいと思っている。
・ 朝、府内の某警察署から副校長に電話。前にもあった電話で「卒業者情報が欲しい」と要望されているとのことであったが「個人情報であり身分と請求の内容を示す公文書がないと一切お答えできないと」していたが、それらを持って学校に来るという。時々こういうことはある。前の学校でもあった。「犯罪捜査」に絡んでいるのだろうが、このことは一切警察は言わない。
・ 13時20分、久方ぶりの「校務運営委員会」。今日は安全健康委員会が冒頭にあった。9月と言ってもまだ熱暑は続くし、私のほうからは「1昨年の熱中症事故を忘れてはならない」と注意を喚起した。相当な対策を取っているが最近は冷えた部屋と暑い教室外との温度差で「熱中症はうなぎのぼり」で発生しているので「安心は出来ない。」
・ 中学教務部長から先の「全国学力・学習状況調査」の結果と分析について資料が配られ話があった。会議後はその資料は回収された。私からは「習熟度別授業の徹底」と「更に工夫した教え方」について強調してお願いした。
・ クラス別に同じようなことを教えていては「学力は伸びない」。そのことが問題で、まず「伸ばし」、その上で遅れている生徒にどのように引き上げるのか、「両面作戦」こそ重要と指示した。これこそ習熟度別指導だ。これは要請ではなくて指示だとも話した。
・ 「代ゼミサテライイン担当のトップ講師」による「特別講習」が15時30分から17時までの90分間で行われた。本校は1年生対象で「視聴覚教室」を作り、大型モニター画面を使ってDVDによる「特訓」をしているが「時にはDVDに出てくる先生の生の声」を聞かせたいと類長が言ってきたので「即決」したものだ。
・ 支払う「講義料」は高いが「これは受益者負担とはしない」。このように時に外部の先生の、それもとびきり「有名な先生」でなければならないのだが、そういう機会を生徒の為に作ることは「刺激」があって「良い反応」となる。とにかく至れり尽くせりだ。必ずどこかで「効果」は出るものだ。しかし類長のO先生、1年生ばかりでは駄目で2年生、3年生にも気を配るように言った。
・ 10日の「塾長様対象の説明会」の資料が出来たというのでチェックし、修正を加えた。今回はO先生のプレゼンテーションがキーとなる。頑張って欲しい。15分でどれだけ本校の取り組みをご説明できるか、そこが問題だ。相手に理解してもらって初めて成功だ。自己満足では意味はない。
・ 午前中時間を見つけて他校の関係者に情報を得た。先週土曜日に中学校は全校生徒を集めて「聖バルナバ病院」から先生をお呼びして「生命の大切さと性に関する正しい知識を学ぶ」として2時間の特別講演会だった。
・ 様子を見に体育館に出かけたのだが「模型を使って、動画のビデオを使って」詳細に生命の誕生とその関連について講義がされていた。自分では革新的と思っていてももう「古い世代」か、こういうものに「引っかかる、違和感みたいな」ものがどうしても拭えない。ここまでやる必要があるのかというところだ。
・ 終わったあと人権委員長と保健体育部長を呼んで「意見を聞く」も二人とも「絶対必要です」という。まだ本校では我々が手を加えて「抑えてあります」とまで言う。「ウーン」と言う感じだ。
・ 中学校の副校長は同年代だが彼は「私と同じような気を有している」と言っていたが、今や保健体育や保健室の授業指導は我々の想像を絶する状態にまで来ている。そのことが「生徒の為」と言うことらしい。2校ほど聞いてみたが「やはり必要」と言うことらしい。
・ 15時過ぎ、上町大地の私立学校の理事長を訪問してお話を伺う。久し振りで話が弾み時を忘れるようであった。その後本校の顧問弁護士と某所で会談。「忙しい2学期の始動」であった。