2008年9月26日金曜日

9月26日(金)音声入力ソフト

・ 昨日近くの山田電気に言ってパソコンのソフトウエアを見て回った。時々そのようにして歩くのが楽しみである。ボツボツ年末の「年賀状作成ソフト」が前面に出てきていた。今後前へ前へと並べられるのだろう。
・ 陳列棚に「音声入力ソフト」というものに目がいく。「AmiVoice」というソフトでアドバンスドメディアという会社の制作である。「声を文字化で業務スピードアップ」「事前に声の登録が一切いらない音声認識ソフトウエア」「誰でも何時でもどこでもすぐに使える」とある。
・ 前にも書いたが「テレビショッピング」にはからきし弱いし、このような文章には「買い気をそそる」のだ。ハードボックスに入れられており、中身は確認することは出来ない。メーカーは上手くやっている。
・ 中身の取り扱い説明書など読まれたら「止めた」と気が変わることを恐れているのか、絶対に中身には触れられなくなっている。ボックスの絵にはUSBマイクが書かれており、イヤフォンから小さなマイクが突き出ている、例のテレビのディレクターなどがつけている格好良いものである。
・ 加えてICレコーダーからも録音でき、「話し言葉がすぐパソコンで文章化される」とうたっている。会議の記録、インタビューの文書化、講義の記録、営業日報、報告書、原稿執筆、ブログ日記、チャットメッセンジャーに有効とある。
・ 更に音声をリアルタイムに文字変換でき、話し言葉、書き言葉、法律経済とジャンルが分かれており、言語モデルが準備され「文章認識は飛躍的に向上」とある。もうここまでくると買わないわけにはいかない。
・ 値段は高かった。希望小売価格は26040円(消費税込み)であり、数は2個しか店頭にない。お店の人は「最近よく出るんですよね」などと言って、今買わないとすぐなくなりますよと言わんばかりだから「決心して買った」のである。
・ 自宅のパソコンはもう古くて動作環境が良くないし、使う場所は圧倒的に学校だから本日学校に持ってきて、早速梱包を解いて取り掛かったのである。箱は大きいが、中身はCDロム一枚と取説一冊、それにミニマイクつきヘッドフォンが入っているだけだった。「中身はないのである。」
・ 最近でこそあまり言われなくなったが、私の「校長日記」を読んでくれている人は「何時書かれるんですか」「毎日毎日、大変でしょう」「それに中身の濃い、それも相当の字数を・・・」などと良く言われる。
・ これらの質問に対しては「いやー、大したことはありません」「いつも何かを考えており、テーマは頭の中にありますから、書くことは苦になりません」「我流ですがキーボードを打つのは結構早いんです」とかなんとか言っており、実際もそのような気持ちである。
・ 大体A4版で2枚きっちりというのが最近の字数であり、「あっという間に出来る」という感じだ。中には厳しい批判的内容もあるから「木で鼻をくくった」ような文章にはしたくないから様々に表現方法を変えたり、第三者の意見を入れたりしているから必然的に長くなっている。
・ 読んで頂いている人には「申し訳ない気」がしているのだが「大変勉強になる」と言ってくださる読者もおられるのだ。「校長日記を読んで以来、新聞の教育欄の読み方が変わってきました」と言ってくださる人もいる。
・ 本校教員の中にも先のブログ「体罰」を読み、大学時代に学んだ学校教育法第11条を思い出し「反省」しましたという先生もいる。又中には「次は何が出てくるか」と想像する楽しみがあるという人もいる。
・ アクセス数は企業秘密であるが他府県の教職員から「勉強になる」という話もあり、具体的にこの11月には大挙して本校に訪問される予定も決まった。「私の話を直接聞きたい」と言われるのだ。
・ 早速今日も3時過ぎ、静岡県のテレビ局のアナウンサーから、静岡県で起こった「調査書改ざん事件に関する8月22日のブログをテレビで扱いたい」との要望の電話があった。驚いた。見ておられるのだ。
・ ブログ以外に「校長公式メッセージ」というのもあり、これは幾分「硬派の内容」なのだが昨年は「書きに、書いた」。今は大幅にペースダウンしているがそれは「書く内容が徐々に少なくなってきた」ということに他ならない。
・ 昨年の今頃はネットにオープンしていない職員会議への「校長メッセージ」のページ数たるや「凄い数」でこれにはさすがに本校の教職員も驚いたらしい。これも学校が安定するにつけ大幅に減少している。
・ しかしながら塾説明会や私信などで「書くことは多く」、一助になればと先の「音声認識ソフト」を求めたのである。果たして使ってみた結果はどうであったのか。そこが問題である。
・ 使い勝手は大変良い。それにUSB対応のマイクも格好良い。しかし、問題は音声認識レベルだ。どうも僕の言葉は語尾がはっきりと受け取れないみたいだ。それに喋ったあとの「息遣い」も文字になる。「フッ」とか「ハー」みたいなものが「ふつ」とか「派」とかに変換される。
・ それにイントネーションが変換に影響を与える。「こうちょう」と言っても「好調」ばかり出て「校長」が出てこないのだ。これでは困る。阪森副校長と打とうにも「酒盛り」「佐賀森」くらいしか出てこない。
・ そこで「おおさか」と打つと、これは「大阪」と出てくるので介入して「大を削除」し「もり」と入れると「森」が出てくるから、合成して「阪森」と作るのだ。勿論学習機能はあるがこれから先大変だ。時間がかかって仕方がない。
・ そのような訳で「パッケージ」を元に戻し、これらの商品は「事務室の主査」に差し上げることにしたのである。「大きな買い物であったが、大変勉強になった。」今後これらのソフトがレベルアップされたらその時に考えることとした。「アーァ」という感じだ。