2010年1月8日金曜日

1月8日(金)新春拝賀始業式











・ 朝一番に校舎天辺(てっぺん)の国旗を取り替えた。初めて階段を上りつめ、国旗を取り替えたのであるがこれが結構難しい。旗がよじれてまっすぐにならないのだ。校務員さんは「今日は無風だから余計に難しい」と言われていた。
・ この国旗は前のブログにも書いたが理事長職務代理からご寄贈頂いたものである。従って今日の新春拝賀式に先立って二人で取り替えたものである。今までのものが小さかったが2倍はある大型で布地も二重になっている。
・ さぞ「見栄え」がすると思ったら案の定、「豪華」であった。大体今まで掲げてきた国旗の寿命は1ヶ月と校務員さんはいう。それは風が強いからである。果たして今回のものは何ヶ月持つであろうか。大いに興味がある。

・ さあ「3学期のスタート」である。本校は3年前から「新春拝賀・始業式」と表現し、言ってみれば「学院神社への初詣」を全校で行うこととしたのである。お忙しいのに神社庁長、PTA会長、はじめ多くのご来賓をお招きして行った。
・ これは正式な学校行事である。祭式の斎行は「神道科の主管」にあるものだから、神道科の教諭が式進行を執り行うのである。神道科の教諭はお家が由緒ある神社で禰宜の地位にある。今日は「正式な装束」に身を固めての斎行であった。
・ この数日は風が肌を切るように寒かったが運よく今日は風もなく穏やかで中庭においても寒いとは感じず、どちらかと言えば陽もさしたりで心地良いものであった。その中に「雅楽部」の演奏があるものだから否がおうにも雰囲気は盛り上がる。
・ まさに「神社神道の学校に相応しい状況」を醸し出すのである。今日の「神楽舞」は昨年本校を卒業した大学生1年生で、これまた神社の家のお嬢さんが後輩の為に駆けつけてくれて舞ってくれた。素晴らしいものであった。有難い限りである。

・ 拝賀式が終われば引き続いて「3学期の始業式」となる。私は全校生徒に「1年の初めの意味と寅年の謂れ」を説いたのである。その後は校長よりの「お年玉」として「お菓子」を配るのが例年の慣わしである。中には「干支絵馬・福梅」が入っている特別誂えのものである。小さなものだが結構良い値段がした。
・ 舞が終わったあとは来賓とPTA役員には「直会」として「ぜんざい」が振る舞われてお仕舞いである。生徒は2限目から授業となった。

・ 今日は金曜日で今週から始まっている「教育相談」の前半の山場の日である。お早い人は9時前には学校に来られたからこの我々の新春拝賀式の様子に驚かれたのではないかと思う。まあ「元気な学校」だと思われたに違いない。
・ 途中で覗いたが室の皆さん、「緊張した面持ち」で対応していた。順調に伸びているとのことで一安心であった。待ち時間が1時間と言っていた。ご来校していただいた中学の先生には申し訳ない限りだ。本日は「仏滅」ということで今日は避ける中学校もあると聞いたが「本当かいな」という感じもある。

・ 例の「プロジェクトX」は始業式での校長の話の中に盛り込み全校生徒に伝えた。生徒の反応は驚いたみたいで反応は上々であった。その後のPTA役員との「直会」においてはDVDを使ってご説明した。ぜんざいを食べながら役員の皆さんは驚き、満足そうであった。特にPTA会長は本当に喜んで頂いた。
・ 誰かにプロジェクトXの話を聞いたのであろうがこれに関連して「プロ野球オリックスバッファローズの大引啓次選手」の父君が100万円の小切手を持参してくれた。ご寄付である。有難い限りである。
・ ドラフトで入団した時にも契約金の中から大金を後輩のためと持参してくれた人物で私はこのような若者を今まで見たことがない。この「浄財」をプロジェクトXのために何か記念品でも作って大引選手のお人柄を「未来永劫顕彰」したいと思う。

・ 理事長職務代理に残って貰って22年度の管理職人事について下打ち合わせを行った。理事長職務代理はある面私以上に厳しいところがあって今日のお話でも大いに参考とすべき点があった。
・ 転校などない学校であり、能力ある先生方、新たな面を開発したいと考えている先生、多くの有能な先生にチャンスを与えるべきという考えから「一仕事3年」の基本原則を極力守ろうということになった。
・ 本校には過去管理職を3年間経験し、今は一般教員として素晴しい仕事をしてくれている先生も居るなど「前例」はある。管理職の仕事を経験したら「人間の幅」が広がり、その後の教師生活に良い面もあるとの思いもある。勿論後任問題など条件はあって例外はあるが。

・ 11時からは「学校関係者評価委員会」が開かれた。平成19年に施行された改正学校教育法および学校教育法施行規則に基づく「学校評価」である。これは学校が教育活動などの学校運営の状況について自ら評価しその結果について学校運営の改善を図るためのものである。
・ 評価は「自己評価」と「外部評価」に分かれ、特に外部評価は「保護者や地域住民等による学校関係者評価」であり今回その会議を持ったのである。メンバーは地域代表の方が2名でお二方とも地域の名士であられる。
・ それにPTA会長副会長に入って頂き、同窓会からは事務局長、今日教職員代表は学校評議員の副校長と教職員代表に中学校の教務主任、高校からは2学年主任が代表で入って貰った。
・ 大変盛り上がった会議となり昼食懇談会ではリラックスして色々とお話が弾んだ。地域の有力者であるから中々「良い情報」もお聞きすることが出来た。例えば住吉区民ホールは900名の収容が可能であり、学校でも何かにお使い下さいとかである。
・ 今後メンバーを充実させながらこの評価委員会を高めていきたい。「自分たちが良い学校」と言っていても周辺がそれを認めて頂かないことには唯我独尊に陥る。実際多くの学校がそうである。学校の中身は外部の人には見えていないのである。

・ 午後から「プロジェクトXの打ち合わせ」が入る。大きな山場を迎えており気の抜けない判断を要するから、理事長自ら直轄で推進することとした。間に訳の分からないのが入ると無駄な時間となるのでそれを防止する目的である。