2009年4月25日土曜日

4月25日(土)新武道館建設宣言

・ 本当は「パンパカパーン」とファンファンファーレを鳴らして宣伝したい気分だ。私は「新武道館建設宣言」をしたのである。本校は「来年度中に新武道館を建設することを内定」した。勿論5月理事会で正式に決定するがほぼ名誉理事長、理事長職務代理との「3人の常務理事会」で方針を定めた。金利が低く建設資材が安い今がチャンスかも知れないと考えていたが「思い切る」ことにした。計画よりは2年早いことになる。
・ 現在の「練成館」と言われる「柔道場、剣道場に加えて、弓道場」を移設しないといずれにしても「新校舎」は建てられない。「遅かれ早かれ」必要となるから、決めたものだ。新武道場は従来から「新校舎建設チーム」も構想を進めてくれており、概念設計は出来ているからスムースに運ぶだろう。
・ 構成は「剣道場」「空手道場」「弓道場」「和室」「プール」の組み合わせとなる。詳細はこれからだ。場所は現在のプールのある場所しかない。まずグラウンドは「土地一升金一升」の土地だから極限まで有効にしなければならない。これ以上グラウンドを狭くするわけにはいかない。
・ 和室は「「悩ましい」がこれからの本格的な検討で結論が出てこよう。今は図書室に衣替えをした新館の旧和室「修養室」が無くなったから和室は欲しい。和室は「雅学部」や合宿などに大変便利であった。
・ しかし合宿の場所は1時間で多聞尚学館に行けば幾らでも「寝る場所」はある。私はスポーツクラブの顧問の先生に「何時でも多聞を使いなさい」と言っているのだ。遠征で他府県からこられる学校の生徒さんにも利用可能としているからこれは助かるだろう。
・ 共学にして4年目、「茶道部」はまだないがその内に出来るかも知れない。あった方が良いのは分かっているので「茶室というか作法修練場」はいずれ必要となるだろうと思っている。「神社神道の世界と茶道は極めて近い」し、指導者は神社界に山ほど居られる筈だ。
・ ところで学校に「プール」は必要か。このテーマについて保健体育科に宿題を出し検討してもらった。プールが必要ないといえば建物の設計が楽である。確かに府内でもプールを保有していない学校は私学では多い。それで検討を依頼したのだが答えは「プールは今後とも必要」の答申であった。私もそのように思う。従って「結論」はこれで出た。恐らく「新しい武道場の屋上」に今と同じ「25メートルプールを設置」することになるのか。
・ 空手道場については現在専用の練習場は保有していない。良い成績を上げているのにこれでは可哀想と思っていたところに体育科から重要な提案があった。それは「武道の授業」については現在の剣道と柔道を「剣道と空手」にしたいと言ってきたのである。
・ 理由は明確で問題は柔道であり、現在専門の指導者がいないのと生徒の希望者も段々と少なくなってきているからだ。本校には空手と剣道で府内はもとより「全国区の有名な指導者」がいるのでその方が「生徒のためにもなる」と考えたから私も同意した。
・ 私は「職員の意見を大変良く聞いている」積りだ。それは多くの教職員が認めてくれているのではないか。このような重要なテーマは時間をかけて専門家の先生方に検討して貰い、その「結論は尊重」してきている。「勝手に一人で決めたことはない」。
・ この辺のところは誤解をされている部分はある。「超ワンマンですべて自分で決めている、教員の意見など聞かないとか」、実態の分からない人はそう思っているかもしれないが決してそうではない。
・ 「教育は教員が司る」が学校教育法の規定するところだ。ただ経営に直結するテーマは教員の意向は確認するがそれに拘束されることはない。「経営」とはそういうものだ。そして私は「決定に至るプロセスと説明責任は徹底的に果たしている」積りである。
・ 私が言っているのは例えば武道授業を正式に空手とすることを教職員全員の挙手で決める必要はないのではないかと言っているのだ。進級会議のブログでも書いたが1年生の進級判定に1年生の授業に行ってもおらず、生徒の顔も知らず、本校の勤務日数が1年間未満の「教職員が賛否で投票するのは理解できない」と言うのが私の主張なのだ。
・ だからプールは必要といえば反対する理由はない。ただしプールの大きさは50メートル必要となればそれは意見は挟む。「温水プール」にして欲しいと言って来てもそれは駄目というであろう。その決定権限は私にあり、教員にはない。
・ しかし体育科の仕事の姿勢は素晴らしい。運動会も陸上競技大会も、体力測定も、金剛山登山も見事にやってくれた。皆仲が良くて「万機公論にて決すべし」としているらしい。それに前向きだ。何処かの教科とは違う。
・ 部屋が汚いので「少しイメージを変えるように」指示していたが、出来たと言うので見に出かけて行ったが確かに雰囲気は変わっていたがまだまだだ。一応狭いところをうまく活用してイメージ一心しているが・・・。まだ汚い。
・ 本年度以降女性の先生が一人増えて3人になり、「大部隊」になった。私は図書室を改造して教室を4教室作ったのも体育教官室を守るためだった。生徒指導や部活指導でこの部屋は職員室とはまた違った雰囲気で必要なものだと私は確信している。
・ 体育科の教員は私のこのような思いを裏切らない。昔は「はすに構えた癖のある教員や組合色丸出しの先生」も居たらしいが今はそのような教員はいなくなった。今後とも一致団結して「新しい学校つくり」に先頭にたって頑張って欲しいものだ。
・ その代わり部活動指導は「思い切ってやれ」といっている。ただ合宿や遠征などは家庭の経済状態が厳しいからバランスを取って進めるように言っている。このことだけが気になることである。
・ 体育科は「給料や手当のことなど言わない」。何も言わない。言わないだけに私は気になっている。次の大きなテーマは「教員の部活動指導手当て」問題だ。何時までも「教員のボランティア」などと言って逃げるのは良くないことだ。何とかしてやりたい思っている。
・ その前に「新武道館」を作る。すでに校務運営委員会では2週にわたってテーマに上げて前回の「職員会議」で正式に教職員に説明した。今日の「PTA実行委員会」でも明らかにした。役員の皆さん、喜んでおられた。
・ 今年中に詳細設計まで行い来年度中に完成させる。「多聞尚学館」が完成し次のターゲットは「新武道場建設」である。面白くなってきた。こういう目標が出来ると「元気が出てくる」。「建設の槌音が聞こえる学校は良い学校」の証明である。
・ 絶対に良いものを造って「生徒と教職員の喜ぶ顔」が早く見たい。設計は「都市設計㈱」としゼネコンは当然まだ決めていない。まず徹底的に設計を検討し、どうせやるなら「素晴らしい武道館」を作ろう。費用はまったく問題ないから安心して進めよと新校舎建設チームに言ったところだ。それにしても私は「次から次と仕事を作って自分を追い込んでいく」。「誰が私の気持ちを知らんや。」