2009年4月16日木曜日

4月16日(木)その2:週スペ

・ 「第2回目の週スペ」が明日から始まる。17日から19日までの2泊3日であり、今回は「2年生の2クラスで英語と国語の古典」だ。これは面白いことになりそうだ。英語科2名に国語科1名の講師陣である。特に国語は「古典」に特化し常勤講師の先生が対応する。「大いに期待している。」
・ 第2回目の講師陣で「ちょっとしたこと」があったが、教員には言っておかないといけない。「食事の段取り」「生徒指導」「教科指導」全てを講師陣が「取り仕切る」のであって「食事当番」とか「生指担当」とかを多聞に派遣する気はさらさらない。
・ 多聞は1人の教師が「全人間力」を持って「生徒を導く」のであって、一つの「私塾」である。例えば今回英語の教諭の名前を取って「K塾」と言っても良い。分散させては意味はない。「複数の先生が持ち時間を決めて交互に教えるのではない。」1人の先生の「私塾」であることは忘れてはならない。

・ 続々と「多聞学習合宿の予定」が出てきている。まず連休5月の1日から2日にかけて「中学校3年生」が対象の特別講座だ。「英語の発展講座」と「数学の基礎講座」となる。「中学生だから1泊2日」の予定である。
・ 英語の担当は今年卒業生を送り出した先生でまだ3年生対応がホットな感覚で残っているだろうし面白い。こういう積極的な教諭は素晴らしい。「数学は新進気鋭の若いイケメン常勤講師」の先生だ。大いに期待している。

・ 以上に先立って4月25日から26日、28日から29日にかけ、連続2回の「数学特別講習」が実施される。これは別名「中学数学復習講座」と呼ばれるもので高校1年生の希望者を対象に「中学校の教材を使い」、「復習をする」もので「本校の目玉」である。
・ 高校の教科のスピードは速いから特に数学など初期に躓くと「その後が分からなくなる」のがこの教科の特徴である。したがってここでもう一度「おさらい」をしておこうと言う「面倒見の良い学校」を地で行くような「特別サービス」である。今や大学でも高校の復習をしている時代であり本校もそれに習ったと言うわけである。
・ 診断をして、理解度の中クラスを対象に90人くらいを3クラスに分けて「数と式の計算」「一次関数と二次関数」「文章題と方程式」の組み合わせと言う。きめ細かくやって欲しい。そして「数学嫌い」を少しでも減少してくれれば有難い。

・ 英語も実施してくれる。中学が5月2日に終わったら翌3日から一泊二日で「英語特別講座」の開講となる。これも高校1年生の希望者を対象にして90名程度の人数で中学校の復習講座である。
・ 今朝ほど講師陣を配置しなおしたので「時間割も教材」再検討して欲しい。大体基礎が理解できている生徒へ教えるのと基礎がまだ固まっていない生徒へ教えるのとでは「どちらが難しいか」であるが私の意見は後者だ。分からない生徒に教えることほど難しいことはない。時間割も少し甘いのではないか。
・ そう簡単なものではなかろう。ここでも又「エース級」を投入する。このうち一人の男性の英語の先生はこの講習の後、トップクラスの「GWスペシャルセミナー」が4日から6日まで続くので可哀想に連休は多聞である。しかし「有難い」ことだ。「」してやりたい。

・ 「多聞尚学館」を有したと言うことは「学力向上体制へシフト」したと言うことである。これが分からないようなことでは困る。勿論多聞では中学校の金剛山登山や植物栽培、剣道、空手などの体育館を使った部活動合宿なども考えてはいるがまずは「進学シフトへの具体的な実践活動」である。
・ 「関西大学」へ優秀な生徒を大勢送り込まねばならない。物理の集中講座や生物、化学などどんどん展開していかねばならない。「教室の時間数だけでは無理」だ。「集中」して教えねばならない。疲れた後の「放課後講習」は本当に効果があるのか。
・ 私に出来ることは「先生方のご労苦に報いる」ことである。「多聞特別ファンド」は既に大台を超えてまだ続々と寄付金が集まってきている。本校教員の「兼職兼業を多聞における特別講習に限って認める」ことも「理事会として決定」している。頑張ってくれた先生に報いることは当然である。「自分の休みを犠牲にした給与分以外の仕事については当然対価が発生する」。勿論「労働基準法」が許す範囲内である。
・ 教員は「人の懐」を気にするきらいがあるが「人の財布のことは人のこと」であって関係ない話だ。ある教員が多聞に積極的に対応している教員に対して「楽やろー、なんぼ貰たん」などと言うのは「人間の品性」に関わる話だ。
・ 今朝ほど館長には時に「予備校のトップ講師」を招聘して生徒に話しを聞かせたり講習を受けさせたりさせて欲しいとお願いした。私は将来次のように考えている。要は「土曜日の使い方」とも関連するのだが多聞専属の講師陣を手元に置いておくことである。
・ 「専属契約」とするか「直接雇用」とするか「非常勤講師の採用」で行くか、色々と考えはある。又本校を定年退職した先生の中から意欲のある先生をここで働いて貰うなど「発展性」は大きいと見ている。
・ 早速塾関係者から「多聞の借用依頼」が来ていると言う。大阪府は本気になって「教育改革」に取り組んでいる。公立学校に塾の先生が入って教える時代となっているのだ。「ぼやぼや」しているわけにはいかない。
・ 公立の数馬身先を走っていなければ誰が「浪速に来てくれるというのか」。そのための一つのツールが「多聞尚学館」である。今年1年は「試行」である。今年の実践と成果の分析で来年度以降を考えれば良い。
・ 「やらない人間がやっている人間のことをとやかく言うな」、このことを言いたいのだ。私はやってくれる先生とスクラムを組んで「生徒の為に学力を付けてやりたい」、ただこの一念である。このことが「浪速が生きていくための唯一の道」だ。
・ 文武両道である。このことは間違いない。しかしこれほど難しいことはない。又部活だけでは生徒が充足はしない。今活動中の部活動生徒を全て合計しても大した数値にはならない。これでは学校はやってはいけないのだ。
・ 私は若い先生方にも大いに期待している。まず授業をしっかりとして欲しい。部活動にも精を出して欲しい。その上で「本校発展のために特別な力」を付け、それを発揮して欲しい。
・ 部活もせず、ただ授業だけで平々凡々と日常を流して「見た目教師の姿」では本校では活躍する場は幾ら待っても来ないだろう。「教師としての付加価値」をつけるということを忘れてはいけないのではないか。気力、体力頑張れるのは若いときだけだ。頑張って欲しい。