2008年4月9日水曜日

4月9日(水)合祀祭

1.カフェテリア使用開始
・ 待ちに待った「カフェテリアの使用解禁」だ。まず12時40分、4限終了後、「臨時の拡大校務運営委員会」を開き、メンバーにお披露目だ。隣接した4つの会議室も皆で巡視して回った。各委員も「良い物が出来た」と大変喜んでいた。
・ 生徒はすでにチャイムと同時に殺到しており、「開店人気」は凄い。120名はゆうに超えていたかもしれない。うどん、どんぶりもの、カレー、おにぎり、パン、それに自動販売機が並ぶ。
・ しかし問題は「売り上げ」だ。ただ観に来ただけのものもいるし、どうも自販機が一番人気だ。本日は初めてということであるが「ご飯もの」の人気は今ひとつ、やはり「カレー」が生徒には好まれている。
・ 無理に頼んで来てもらうことにした業者さんだ。教職員や生徒へのPRを考えねばなるまい。値段はぎりぎりの安さに抑えて貰っている。味だって悪くはあるまい。第一「温かい」食べものである。
・ コーナーの応接セットは私から寄贈したものだが、早速女子生徒が6人座り込んでカレーを口にしていた。丸テーブルと長四角テーブルの組み合せが良い。しかし何と言っても人気の的は『42インチテレビ』だ。
・ 生指は「視聴出来るのはNHKだけ」とリモコンを隠していたが、生徒はすぐ本体のチャンネルを触って「笑っていいとも」に切り替えていたな。想定どおりだ。カフェテリアサービスの会社からは社員さんが午前11時頃から14時ころまで来てくれる。今日は5名くらい働いておられた。
・ これで昨秋以来検討してきた「食堂改善プロジェクト」は終了した。この施設の管理責任者は正が保健体育部長、副が生徒生活指導部長とした。外部の方、PTA、同窓会、などの利用価値も高い。特に4つの会議室を有効利用するよう話した。
2.合祀祭
・ 本日は「合祀祭」の当日である。新年度になってすぐ執り行われる。前年度に物故された本校関係者の「御霊」を「祖霊社」に納めお祀りするのである。亡くなられた方のお名前を「霊璽簿」というものに記載し、御霊をお納めする「御霊鎮めの祭」である。
・ 昨年に続いて2回目となる経験だ。陽が沈んで辺りが暗くなってから、厳粛に行われる。私の執務室は神社の真横であるが、このときは「一切の電灯などは消され、真っ暗」になる。本当に厳粛な気持ちになる。幻想的でまるで映画のワンシーンを見るようだ。
・ 最終的に御霊は修抜の後「警ひつ」と言われるものの中に斎主に守られて「祖霊社」の中に静かに祀られるのである。本日は昨年亡くなられた今宮にある有名な神社の前宮司で本校の元「理事、評議員」の先生である。 私もここで何時かは祀られることになるのであろうか。
・ 教職員の出席は管理職、神道科の教諭は当然として「新規採用の専任教諭と常勤講師が参列」していたのは嬉しかった。特に常勤講師の先生は国学院で学ばれた女性の先生で、女性の常勤講師の参列は初めてではないか。「来るか、来ないか楽しみに想像」していたがやはり来られた。評価したい。
3.ホスピタリティとは
・「人を温かくお迎えする」「気配り、心配りで歓待する」とはどういうことか分かっていない。教員にはここ1年相当厳しく喫煙マナーとか服装、言葉使いとか指導して来たが、どうも事務室に問題が目立ってきた。
・この1年改革に次ぐ改革で目が行かなかったことはあるが、これではいけない。事務室は「電話の応対」「保護者の窓口」「来客の窓口」、言ってみれば本校の表の顔だ。第一印象で学校のイメージが決まるくらい大切な場所だ。
・素晴らしい応対はすべてに影響を与える。「良い感じの事務員だったわ」「こういう学校はすべてが良いに違いない」「管理職の指導が行き届いている」と直ぐいきわたる。前の学校では着任当初「電話の応対が悪い」と数回もクレームを受け、厳しく指導したことがあった。
・大体こういった人もスーパーや銀行の窓口、コンビニ、市役所の窓口の応対が悪かったりすると直ぐ文句を言うが、「自分のやっていることは「別物」だから始末が悪い」。要は「しつけがなっていない」「訓練されていない」のだ。
・学校の教職員は「サービスという精神」が身についていない。若い頃から「先生、先生」といわれてちやほやされることに馴れてきて、「自分が偉いと錯覚」してしまう。「偉いのは教師という職業」であって教員すべての人が立派であると思っている国民は一人もいない。
・同じように事務員もそのような教員を見ているから「サービスという概念が分からないのだ。決して世間相場で言えば安くは無い給料で「いい加減な仕事」では先行き思いやられる。まして本校は私学、私企業だ。客によって経営が成り立っているのだ。
・来客が来ても、すぐお茶は出さない、何時までも湯飲み茶碗を部屋にほったらかしにしておく。今日の合祀祭ではお弁当を出し放しで、大体19時30頃こんなお弁当食べるはずはなかろう。皆さん、お持ち帰りだ。直ぐ考えたら分かるはずだ。
・校長がお帰りのバッグを探す、事務長がうろうろ紙袋を探すが、お弁当みたいに薄いものは通常の紙袋に収まるはずがない。直ぐ中身がひっくり返るのはちょっと考えたら分かるはずだ。中には電車のお方もおられる。弁当を横にして電車に乗せるのか。大した弁当でもあるまいに。「彼らの仕事は結局、弁当を出しとけばそれで仕事は終わり」なのだ。
・ご遺族も同窓会長も、PTA会長も急いでお帰りだ。皆毎日が忙しい中を調整して来校して頂いている。「どのようのお迎えするか」「どのように帰っていただくか」が問われているのだ。何時も正門の門の開閉は校長が指示する。こんなのありか?もっと「真剣にやれ」と言いたい。
・新事務長の大きな仕事は事務長系列の部下の指導だ。「部下の人気取り」で「優しく」では事務長の仕事とはなるまい。「民間出身だから分かっているはず」だ。皆が仲良くするのは大変良いが、みんなが「仲良しグループ、赤信号をみんなで渡れば怖くないでは困る。」事務系列の職員は「人に応対するプロ」にならなければならない。こういう点に関して、社会で一般的に言うところの「厳しい」が、「これが私の仕事」だ。