2008年5月17日土曜日

5月17日(土)イントラネットのレベルアップ

イントラネットレベルアップ
・ 私学の中でも先行していると思う、「イントラネットはまあ何とか出来ている」と言ったところか。何時も「使いにくい」と事務長と情報委員長に文句を言うのだが「大阪府は何億も出して富士通と言う大手に開発させたシステムで、こちらは小コストで数人で開発したシステムですから」と言い訳をする。
・ 承認決済はすべて最後は私のところに来る。教職員は自分の分だけ「ネットで申請」すれば済む話だが最後はすべて私のところにくる。当たり前だがこれが結構「大変だ。」溜めると200件くらいになる。でも仕方がない。それが仕事だから。
・ 「教職員の時間管理」を次のステップに進むためには「イントラネットのレベルアップ」が必要である。教職員の時間管理とは単に残業時間の管理だけではなくて「個々の教職員の勤務状況を毎日見て」、過負荷なら「是正指導」し、休みを取らせるとか「健康管理」も管理職の大きな仕事となる。これが労働基準法だ。
・ 月度まとめた数値を見て「今月はどうだった、こうだった」では管理とは言えない。「日々見ておくことが重要」だ。こう考えると今のシステムでは不十分となる。この点を担当者に指示していたのである。これがまず完成して「次のステップに踏み込む」予定だ。
・ 現在のシステムであれば「ログインと同時に勤務開始」とみなされてしまう恐れがある。朝7時に学校に来て個人パソコンの電源を入れると「イントラネットが立ち上がり」コンピューターは「仕事開始」と認識する。
・ ある人が「ああ、朝の早いのは自分の生活習慣です。早出の仕事ではありません。電源を入れたのは、楽しみにしている「校長日記」を読むためで、これは仕事ではありませんから。」と言い張っても「労働基準監督署」はそうは思わないだろう。
・ マイドキュメントのファイルなどを開きようでもすれば「もうそれは仕事だ。」と言われる。エクセルのファイル名を見ただけで「それは仕事です」と言われたら反論できないだろう。
・ ご自分が上司の命令もないのに自分の判断でパソコンを開き、ファイルを覗いたからと言って「時間外勤務」と言われてもこちらは困る。今までブログにおいても言及してきたが「微妙な問題」であるのだが、法律論的に整理する必要がある。自主的自発的は早出残業ではない。
・ 又放課後自主的自発的に部活動の指導を終えて、自席に戻り、パソコンを触って明日の分掌の準備仕事をしたら、その部分は残業であるが、その間すべて時間外勤務とコンピューターは判断するがそうではないだろう。「中抜け」で「仕事の再開」である。こういうケースもある。しかし相手は機械だ。分かるようにしてやらねばならない。言っても無駄である。
・ 典型的な例は中学校だ。放課後部活動をして生徒を帰してから自席に戻るのが一般的なスタイルだ。これもどうするのか判断しなければならない。したがって現在のログインでは勤務開始とは判断できないのだ。
・ イントラネットのレベルアップのポイントは「出退勤管理」である。「勤務開始」ボタンと「勤務終了」ボタンはどうしても必要で「勤務中」「勤務外」を赤色青色で画面上部に表示して管理しやすくする必要がある。これは絶対だ。
・ 管理職フラグを立てて管理職は「指定日勤務状況」が何時も指定された日、あるいは個人別に勤務状況が何時でも把握できるようにする。これで「管理職は全教職員の勤務状況を一瞬のうちに画面で見られる」ことになる。
・ 残業の続いている人に「大丈夫か」と声をかけ、毎日時間給を取っている担任に「何故なの?何かあったの?」と聞かねばなるまい。ホームルームをしていないのだから当然だ。こういうことを「時間管理」という。
・ 次に「クラブ指導開始」ボタンも要るだろう。勤務終了ボタンの横に設置して一旦勤務は終了させ「クラブ指導開始」としてもらわなければならない。そうすることによって正規の時間外勤務とクラブ指導活動と区分が出来る。
・ クラブ指導者からすれば「割り切れない気持ち」は分かるが「残業である」とは言えない。大変なことになる。土曜日、日曜日、遠征、合宿すべてに絡んでいるし、「本校だけの問題ではない」。
・ いずれにしても誰も助けてくれない、我々だけで開発しなければならないシステムであるが、「ここをクリアして初めて時間外管理が可能」となるのだ。情報委員長には「更にあらゆるケースを考えよ」と今日も指示した。
・ 入試広報室は出張後学校に戻ってデータ入力の仕事もあるだろう。これは時間外勤務で「出張」プラス「時間外勤務」となる。自宅から直接出張先に出かけるときは「宅発」出張先から直接自宅に戻る場合は「宅着」となる。
・ 4限と5限の時間だけ私用があって「中抜けで時間給」をとることもある。こういった表示についても分かり易くお願いしたいものだ。「イントラネットも本格化」してきた。歓迎だ。昔のことを皆すぐ忘れるが、事務合理化には「大きな戦力」になるはずだ。事務長と情報委員長には頑張って欲しい。お金は潤沢にはないのだから「安く仕上げる」ことも忘れてはいけない。
・「受益者負担講習」については今のところ「残業とは見ない考えだ。」「兼職兼業を認める形」にする方が教員の為になると考えているから講習に出かける前に「勤務終了」とボタンを押して貰わねばならない。しかし再度考えて見たい。サマースクールの手当ての問題もある。