2008年5月30日金曜日

5月30日(金)理事会

修学旅行その後
・ 先ほど「伊丹空港」から帰ってきた。どうも気になって中学生が伊丹に帰って来るのを「出迎え」てやりたいと思ったからだ。「人間が一回り大きくなって」到着口から出てきた。皆順列を組んで出てくる。疲れた様子はない。それよりも久方振りに家に帰れる嬉しさが顔に出ている。
・ 多くの保護者が出迎えに出ておられた。校長ブログを読んでおられ、「無念の撤退」が話題になった。あれを読んで保護者も「がっくり」きたそうだ。それにしても保護者は校長日記が楽しみと言われる。しっかりと書かねばならないなと思った。
・ 校長の顔を見て「ヤッホー」と呼ぶ者もいる。1昨日霧で見えなかった「千尋の滝」にチャレンジして、今回はくっきりと見えたという。デジカメ写真を見せてくれる。縄文杉が駄目だったから何としてもと先生方も配慮してくれたのだろうが、大変良いことをしてくれた。
・ 今日は4日ぶりの学校であり、何時もより早く学校に着く。しかし副校長や事務長、秘書がしっかりと留守を守ってくれており、特段急いで処理すべき事柄はない。今朝から、気持ちの上で「中学生は今頃起床して、朝食かな」「今は鹿児島の維新館かな」などと思ったりするものだから、まだ気分は修学旅行を引きずっている。だから伊丹空港に迎えに行った。
・ さすがに留守中の報告事項は多くて、まとめて副校長よりある。しかし大きな問題はない。色々な報告に入ってくる教員は「修学旅行。ご苦労さまでした。」と言ってくれる。嬉しい限りだ。「明日は関空に北海道から帰ってくる高校生」を迎えてやらねばならない。
理事会
・ 今日は理事会、新評議員が30名近くお集まりになり重要な会議だ。資料等はすでに事前に作成しており、準備は万端整っている。重要な議題を用意しており、「授業料の値上げ」もその一つだ。
・ 橋下改革とは全く関係ない。2年くらい前から考えていたことだ。本校の授業料は府内全私学に比べて極めて安く、近隣のHA高校、MO学院、OG高校、UE高校等に比べて格段に低い。その是正を入試広報室に指示し、結論が出てきた。それを理事会にかけて議論をして頂いた。
・ もう一つの大きな課題は「大学との連繋」だ。これはまだ「海のもの山のもの」か分からないが、近隣の学校の動きや私の後の事を考えた時に「基盤強化」に繋がることを評価する声が大きかった。
・ 最後の大きなテーマは新校舎建設に関わる問題だ。どうしても「武道館の集約」は進めたいが、通る道に一点解決しなければならない部分がある。最も数ある方法の一つであリ、結論がどうなろうとも良いのであるが、「出来れば」という感じだ。
・ 「新評議員は殆どが新しいメンバー」で今後3年間重要なお仕事をお願いすることになる。有力な神社の宮司さんや大学教授、現役の市長、元高校教諭など多彩だ。我々も耳を澄ましてご意見に耳を傾けなければならない。今日も大変良いご意見を頂いた。見識高い人ばかりだ。
・ 今日はたっぷり2時間理事評議員全出席者がご意見を出してくれたから、まことに盛り上がった求心力のある理事会評議員会となった。有難いことであった。名誉理事長は「隔世の感」「まさに神慮を頂いた」と最大限のお言葉でまとめて頂いた。私は「勝って兜の緒を締めよ、謙虚に足元を見つめて」と最後に決意を申し上げて会議は終了した。
・ 府庁の橋下知事ではないが会議の模様を「実況中継」したいくらだ。隠すことは全くない。私立学校法は「公開透明性」を強く求めており、理事会に出席しない一般の教職員のためにすべてを公開する時代が直ぐそこに来ている。今日の結論は次回の職員会議に報告される。
・ 本日も評議員の先生方から「校長日記」に言及された。しっかりと読んでいるといわれるのだ。「素晴らしい方法」とお褒めも頂いた。「こういうやり方もあるのですね」と公開透明性に触れられた方がおられたが格別嬉しいコメントであった。「我が意を得たり」である。
・ 私学の教職員は「公教育の一環」を担っており、「国民の税金が投入」されている。いわゆる「私学助成」だ。これを1円でも受け入れている限り、私学の教員といえども「公人」に近いというか、私は公人であると考えている。「公人は透明で公開の対象」である。
・ 公立の教職員は100%公金で運営されており、100%公人である。私学は50%の公金投入とすれば50%は公人である。最低でも50%は透明で公開の対象である。「この考えを持つことが出来るかどうかが教職員のビヘイビアの根本」に繋がる。
学校看板
・ 待ちに待った「学校案内看板」が完成した。南海『我孫子前』駅だ。従来のものは何か「国立結核療養所」みたいだといって文句を言ったら入試広報室がやり変えてくれた。白字に小さく黒色で学校名を表示していたが今度は違う。
・ 「浪速カラーのエンジ色」に大きく白字で中学校と高等学校を並列で表記し、看板自体も大きくなった。間違いなく「人目を引くだろう」。後はJR我孫子駅付近に一つ欲しい。出来れば御堂筋線「我孫子」にも一つ欲しいが。大きな看板をはれるようにようやくなって来たということである。