2008年5月21日水曜日

5月21日(水)中学校修学旅行

中学校修学旅行
・ 今「わくわく」している。来週の27日から「修学旅行」というものに参加できるからだ。自分が高校生の時以来だから45年ぶりか。「楽しみ」である。前にも書いたが前任校でも結局修学旅行に参加するチャンスがなかった。
・ 公立の学校においては、特に義務教育では基本的に校長が引率責任者として参加するらしいが高校では「校長が、行ったり行かなかったり」らしい。本校でもそのようである。校長が行かない場合は教頭が行くらしい。しかしいずれも正直な話、「校長は付き添い教員にとって歓迎されざる客」であろう。分かるような気がする。
・ 教育界に転じて6年経ち、ようやくその機会が来た。手始めに中学校からだ。来年は何と言っても高校について行く積りだ。しかし「嫌がられるだろうな」。中学校と高校は同一日に出発で、高校の行く先は「北海道」である。
・ 参加の目的は勿論生徒の監督保護もあるのだが「来年以降をどうするか」がテーマである。来年から女生徒が加わる。強行軍的な山登りのある計画が男女中学3年生に適当かどうかの問題である。今日的中学生が「学校以外でどのような行動パターンをとるか」観察もしたい。
・ 中学の行き先は「南九州・屋久島方面」である。5月27日伊丹から鹿児島空港に飛び、まず「知覧特攻平和会館」、戦争と平和を学び地熱発電所から指宿温泉で「砂蒸し体験」だ。「楽しみー!」。翌日は高速艇で屋久島宮之浦港に入り、周辺を散策しながら安房に移動。安房川のリバーカヌー体験をして屋久島グリーンホテルに投宿となる。
・ 翌日がメイン、「縄文杉登山だ。」朝5時出発、朝昼2食の弁当をリュックに入れて荒川登山口から入る。丁度昼頃「世界遺産屋久島のシンボル縄文杉」に到着だ。夕刻までに下山してホテルに入るが私はここから別行動となる。
・ 30日午後理事会があるため、帰阪しなければならない。「誰だ!」。このような日に理事会を開くなんてと事務長に文句を言ったら「私が決めたらしい。すでに案内もしているので仕方なく帰って来なければならない。」
・ 今準備に余念がない。トレッキングの用具は一通り持ってはいるが、とにかく「雨対策」が必要だと言うし、アンクルをカバーしたトレッキングシューズが必要だという。教員や生徒は学校で履いて今足を慣らしている。去年豆が出来たりして「学習」したそうだ。

・ 中学生は本当に「こども、こども」して可愛い。中学校には戦略的に動いていかねばならない。今後とも「浪速中学校のレベルアップ」を図るために「全力を投入」するつもりだ。少子化の中で中学生は金の卵以上だ。「良い教育をしなければならない。」
・ 「中学校全教室に42インチ液晶テレビを設置する」ことを決めた。教員全員に個人パソコンを持たしておりこの環境を最大限に生かすためにテレビをコンピューターのモニターとして利用し、教科の「ビジュアル化」を図ることで何か変わったことが出来る筈だ。
・ 生徒の興味関心を引出し、教科学習の効率化を図る。準備が整えば「インターネット教育」も一部導入すれば良い。又ネット問題の対応にも使える筈だ。
・ 「中学校の教育後援会の組織」はしっかりしている。まとまりが良いのも特徴だ。恐らく人数規模が適切なのであろう。教職員もまとまっている。どうも「面倒見の良い教員の集まり」という気がする。
・ 面倒見の良さは時に「指導が行き過ぎる」「しつこい」という反応になって返ってくるが、それはそれで良いと考える。あっさりして面倒見が悪いと言われるよりは良いだろう。浪速中学校を高めて行く、この方針に間違いはない。
・ 着任時、今こそ言えるが「一時期、完全撤退も考えた」。後世、名を汚す結論を出さなくて良かったー。つくづくと思う。「神慮」を頂いたとしか思えない。「今は浪速中学校が元気だ」。先の全国学力テストの結果が待ちどうしい。
・ 今年の高校は良かった。「初めて東大合格も出し、国公立大学も昨年の2倍以上」だ。うわさは直ぐに広まる。今年高校の志願者が2200名近くになったことで、私が直接聞いたわけではないが、「浪速中学校の人気がうなぎ上り」と聞く。高校に入るのが難しくなって来たから「中学からだ」と保護者は考えるらしい。本当なら「嬉しい話だ。」
・ 前から冗談交じりに「中学は独立するか?」など言ったこともある。更に言えば理数科とⅠ類とⅡ類で独立学校.Ⅲ類で独立学校と「3つの学校に分ける考え」もあって良い。勿論今すぐとは言わないが、将来あり得る話だ。大阪国学院は3つの学校を有するのだ。
・ それぞれが独立会計とし人員も独立して持つのだ。その上に企業で言う「ホールディングカンパニーではなくてホールディングスクール」として大阪国学院が来てもよい。しかし3部門の生徒数規模は8クラス/独立学校は最低は欲しい。Ⅲ類は現在7クラスだから十分成り立つ話だ。
・ 問題は中学が6クラスから8クラスいけるかどうかだ。中学の強化の為には場合によっては「他の銀行と、いや間違った、他の学校と合併」しても良い。製造業や銀行は合併して体力をつけ「国際化に対応」した。学校にあっておかしくはない。
・ それは「強いもの同士が合併しないと意味はない。」吸収合併では効果は出ないし時間がかかる。企業でも1位と2位が合併してこそ力が出る。八幡製鉄と富士製鉄の合併で新日本製鉄が出来た。そして今新日鉄と住金が合流している。ますます強くなるのだ。阪急と阪神が合併した。マイクロソフトはヤフーと一緒になるかもしれない。そういう時代になってきた。「面白くなってきた。」